姉さん!いつものように切っておいてね!と、
店先で声をかけてくれるのは、懐石料理店の親方さん。
手漉森下紙を12裁にして。それは単純に折られ箸袋に使われます。
通常のそれより短く、箸の先だけ入れる形はあえての粋な配慮です。
お料理やお酒の邪魔をしない、テーブルの上でも邪魔にならないように。
そして、わずかな紙からほんものを主張するという親方さんの拘り。
ご繁盛を祈りながら、切れ味は上々。
長いお付合いになりました。